
「余寒見舞い」(よかんみまい)、聞きなれない言葉ですが、
ご存知でしょうか?
寒中見舞いなら、
暑中見舞いと同じようなイメージで
自分が送ったり、又、いただくこともあります。
でも、「余寒見舞い」って?
字面から、なんとなく想像はできるものの
初めて聞いた方も多いと思います。
寒中見舞いの場合、
年賀状の返信が遅くなったり、場合によっては、
印刷したものが足りなくなったり。
「それなら、寒中見舞いで!」
という人もいるのではないでしょうか。
私だけ?
でも、そう思っているうちにその
「寒中見舞い」の時期も過ぎてしまった・・・(´・_・`)。
そんな時に耳よりなお知らせです(・∀・)!
「寒中見舞い」に間に合わなかったら
「余寒見舞い」を出しましょう!
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余寒見舞いとは?知らないと損?
寒中見舞いも余寒見舞いも
寒さの厳しい時に、
相手の健康を気遣ったり、お互いの近況を報告しあう、季節の挨拶状です。
でも、本来の目的はそのままに
年賀状の返礼を送りそびれた場合にも・・・。
要は、失礼をしてしまった相手に
遅ればせながら、ご挨拶をしましょう!という場合にも
「寒中見舞い」や「余寒見舞い」が利用されている気がします。
皆さんも、「寒中見舞い」なら、いただいたり
自分でも送ったりしたことがあるのではないでしょうか?
余寒見舞いはいつまで?寒中見舞いとの時期の違い!
まず、寒中見舞いを送る時期は
お正月の松の内(1月7日)が過ぎてから
一番寒さが厳しい大寒の時期(1月20頃)から
立春の前日、節分(2月3日頃)までに送るものとされています。
それに対して、余寒見舞いは
立春を過ぎても寒い日々が続く時期の挨拶状です。
一般的には2月下旬までとされています。
余寒見舞いに“3月”と入れて検索される方が多いようですが、
基本的には、2月下旬に相手方に届くように送るのが「余寒見舞い」のようです。
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余寒見舞いの書き方は?
「余寒見舞い」といっても、いったいどんな風に書いていいのか
また、送る相手によっても
文体も多少変わりますよね?
目上の人に送る場合や
友人など、親しい関係の人に送る場合で
言葉遣いも多少違ってくると思います。
「余寒見舞い」の書き方を、順を追って見てみましょう。

・余寒見舞いの言葉
・余寒見舞いの言葉に続いて、時候のあいさつ言葉
・年賀状をいただいたお礼や、返事が遅れたことへのおわびの言葉
・立春後もまだ寒さの残る折、相手の健康を気遣う言葉
・今後につなげる言葉 など
余寒見舞いの具体的な文例を紹介!
次に、
余寒見舞いの言葉に続く文例を紹介します。
「余寒お見舞い申し上げます」に続く、時候の挨拶文例
・向春の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます
・暦の上では春とはいえ、厳しい寒さが続いております。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。
・立春とは名ばかりの寒い日が続きますが、お元気でいらっしゃいますか。
・余寒厳しき折、○○様にはいかがお凌ぎかと案じ申し上げております。
・春の陽気が待ち遠しいこの頃ですが、その後いかがお過ごしですか。
そのあとは、色々だと思いますが、
最後に、結びはどんな風に締めるといいでしょうか。
結びの言葉文例
・余寒厳しき時節ではございますが、何卒ご自愛専一に、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
・本当の春が待ち遠しい毎日ですが、どうぞお元気で過ごされますよう。
・時節柄、御身お大切に、ますますご健康でご活躍のほどお祈りいたします
どうでしょう。
気に入った文例は見つかりましたか?
「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は必要なく、
月日と名前を入れれば問題ありません。
目上の方へ送る場合、親しい方へ送る場合などを考えたうえで
文例を参考に自分なりのアレンジをしてもいいのではないでしょうか。
余寒見舞いを出すときの注意点?
年賀状の返礼として、出す場合、
間違っても、余った年賀状などを使うのは止めましょうね。
既に、お年玉くじの当選結果が出ていますし、懸賞はがきではないので・・・
当たりまえですね(笑)。
ただ、
「当たり番号の年賀はがきで送ります!」とすれば話は別かも(´∀`)。
<余寒見舞いのまとめ>
「余寒見舞い」の話、いかがでしたか?
あまり知られていない分、ちょっとお洒落な気がします。
私のように年賀状の代わりとして、
寒中見舞いにも間に合いそうもない時に(かなり失礼ですが)
おすすめなのが「余寒見舞い」ってことが分かりました♪
また、喪中の方に年賀状を送れなかった場合や
喪中と知らずに年賀状を送ってしまった時にも
「寒中見舞い」同様に「余寒見舞い」でお詫びすることが出来ます。
「余寒見舞い」って
四季が豊かな日本ならではの
素敵な風習、挨拶状ではないでしょうか?
たとえ上手でない文字と文章であっても
手書きの「余寒見舞い」を心を込めて書いたなら
きっと気持ちは伝わると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^_^)。
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